« オリンピックなんか日本にこなくても | トップページ | 気功 »

2009年10月 9日 (金)

ある公爵夫人の生涯

台風一過。台風の予告と共に、あわただしい日々がはじまり、通り過ぎると嘘のように落ち着いて、昨夜は七華劇場で『ある公爵夫人の生涯』を鑑賞した。

公爵というのは絶大な権力を持っていたものだと、今さらながら感じ入った。その権力に見合った賢く美しい女性を妻にした夫、類まれな美貌と知性を兼備した妻、さぞかし幸せな人生を送ることだろうと思いきや、なんとも悲哀と憂愁に満ちた夫婦関係が当時の女性の地位の低さもからんで、繰り広げられる。

夫に女性のドレスは複雑だと言われて、夫人は男は様々な表現方法を持っているが、女は帽子やドレスで表現する、ときっぱりと言う。夫の戸惑いの表情が、全編を支配する。

ふとしたきっかけでできた女友だちに夫を寝取られながら、自らも若い日に出会いほのかな恋心を抱いた青年に再会し、恋心を再燃させて子どもまでもうけるが、自分の不行跡は棚に上げて夫はそれを許さない。最後に夫人の母親のとりなしで和解し名もなく貧しい女友だちを妻の座にすえることを遺言して、名公爵夫人として生涯を終えた。

18世紀の母親というのは、娘に対して相当な権力を持っていたようで、なんの権威もないいちごとしては、権威を持つには持つだけの見識と洞察力がないと娘を不幸にするだけなのだと教えられた。

ある公爵夫人の生涯 スペシャル・コレクターズ・エディション  [DVD] DVD ある公爵夫人の生涯 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

販売元:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
発売日:2009/09/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

« オリンピックなんか日本にこなくても | トップページ | 気功 »

コメント

こんばんは

不遜な言い方をお許しいただくとして
いちごさまには十分すぎるほどの見識と洞察力が
あると、ぽんぽこは思います。

でも、ぽんぽこも18世紀に生きていなくて
よかった・・・。
お江戸の真ん中で「メサイア」は
歌えませんものね。
たちまちお縄になっちまう!!

ぽんぽこさまこんばんは

それはかいかぶりというもので・・・
いつも愚かなわれに絶望しております。

いちごもそりゃあ現代に生まれてよかったなあとは
思うのですけれど、そうすると誰かさんのせいには
できませんものね。またそれはそれで大変なこと。

すべては自己に帰する・・・
この悲哀は、ちょうど自我に目覚めた明治の男たちと同じかしら。

ああ、なんて女性の遅れていること、
100年以上も男性に遅れをとっているのです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/50522/31713074

この記事へのトラックバック一覧です: ある公爵夫人の生涯:

« オリンピックなんか日本にこなくても | トップページ | 気功 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ