甘い夢
あるお金持ち(らしい)の知り合いと話しているとき、彼はいつもガムへ行ってきたとかスペインへ行ってきたとか、外国旅行の話をする。
最近、あわただしくてあちこち素通りするような旅はもうしたくない、と常々おもっているいちごとしては、外国へ行くなら1箇所に1年なり2年なり滞在するするくらいの、そういう移動の仕方がいいとおもっている。
それで、そのひとにハワイへ行って住みたいとか、ロンドン近郊に住みたいとか、スウェーデンに永住したいとか、よく知りもしないのに勝手なことをいっていたら、年とって外国へ行って住むのはせいぜい2年だという。
見知らぬ土地で2年も暮らすと、もう日本に帰りたくてどうしようもなくなる。でも、帰る家があるひとはいい、家を売って楽天地を夢見て外国へ移住するつもりで行ってしまった人は、ほんとうに悲惨だという。郷愁というものか、望郷というものか。
もう高齢で帰るに帰れない。帰る住まいがないだけではなく、もちろん仕事がない、お金もそれなりに使い果たしてしまった。(そういうひとは、ほんとうのお金持ちとはいえないのでしょうけど)
自分で選んで決めたことでしょうが、慣れない土地でよく知り合わないひとたちと、外国語で暮らす大変さは想像するだけでも大変そう。
やはり、外国で暮らしたり、外国を行ったり来たりするのは、若い身の軽いうちがいいんだなあと、未知の暮らしに相変わらずあこがれているいちごは、あこがれているだけにしようとおもったのでした。
外国を旅するなら、ゆっくり1箇所に数ヶ月づつとどまって、その土地のひとと多少の交流をして行き過ぎるのがいいとおもう。
それに最近では、「おくの細道」すら歩いていないではないか、来年は「おくの細道」をゆっくり時間をかけてたどってみたいと、夢見ています。
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