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2009年6月19日 (金)

『雨月物語』

DVDで、『雨月物語』を観た。

ヴェニス国際映画コンクールで、最優秀国際映画賞を受賞した溝口健二監督の古い映画だ。

田中絹代、京マチ子、森雅之らの演じる、戦国時代の物語。一攫千金を夢見る貧しい焼物師とその弟が、都に出て、恐ろしいおもいや、不思議な出来事にであって、ほうほうの態で帰ってくるが、焼物師の妻は死んで夫の帰郷を迎える。

上田秋成の『雨月物語』は怪異小説ということになっているけれど、仏教説話風の諸行無常の人間哀話だ。

美しい画像に惹かれて、何度も観ている。溝口健二監督では『山椒大夫』も映像の美しい何度観ても飽きない映画だ。

映画はなんといっても、映像がいのち、日本にはすばらしい映画監督がいたのだ。

最近のやたら大音響のやかましいばかりの映画を映画館で見るより、古い名作がこうして家庭でみられるのはうれしい。

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