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2009年5月26日 (火)

北朝鮮は絶対的に悪い国?

ある10歳の少年たちの会話。

A.「君、ナイフなんか持とうとして、危ないからよせよ」

B.「君だって持ってるじゃないか」

A.「ぼくは、前から持っていたんだ。君はこれから持つからいけないんだ」

B.「君が持っているから、ぼくも持つんだ。君が捨てれば、ぼくも持たないよ」

A.「だってナイフは持つと使いたくなるし、危険だよ」

B.「だったら、君がまず捨てるべきだ」

A.「もちろんいずれ捨てるさ」

B.「いつ捨てるのさ」

A.「世界中の子どもがナイフを持たなくなったらね」

B.「いつ持たなくなるのさ」

A.「そんなのわかんないよ。だけど、いつかはなくさなければ必ずナイフを武器にして喧嘩するときがある」

B.「そうだよ、だからほんとうは誰もナイフなんか持たないほうがいいんだ」

A.「だから持つなっていってるんじゃないか」

B.「自分は持っていて、ぼくにだけ持つなって言うのは変だよ」

A.「ぼくは、ナイフを使ったことがあるし、その危険性を十分承知している。だから、持つなって言えるんだ」

B.「だったらなおさら、そのお手本を見せればいいじゃないか」

A.「いや、だめだ。ナイフを持っていないと、言うことをきかないやつがいる」

B.「言うことをきかせるために、ナイフを持っているんだね。それじゃあ、言うことをきかないやつがいたら、そのナイフを使うつもりなんじゃないか」

A.「そりゃあ正義のためだもの」

B.「ぼくは納得しないよ。正義なんてあやしいもんさ。君にとっての正義が、ぼくにとっての悪になることだってあるんだ」

A.「難しいことをいうんだね。ぼくは、正しいことしか言ってないつもりだ」

B.「でも、ことと次第によっては、素手の相手を、そのナイフで脅して黙らせようって腹なのはみえみえじゃないか」

A.「しょうがないじゃないか。ぼくはもともとナイフを持っていたんだ」

B.「しょうがない!それが君の正義か!」

A.「君がナイフを持たなければ、それですむことだ」

B.「それじゃあ、ぼくが君の言うことをきかなかったら、いや、君の言う正義にかなわなかったら、そのナイフでぼくをやっつけようっていうんだね」

A.「そんなつもりはないさ。君がナイフを持たなければ、何も問題はない」

B.「おかしいじゃないか。自分がナイフを持っているくせに、ぼくがナイフを持っちゃいけないなんてよくいえるね」

A.「まあ、あえて言えば、君は激しやすいからな」

B.「そんなの理屈にかなわないよ。君がそんなに理不尽なことを言うのなら、ぼくは君を信用できないし、ナイフを持たざるをえない」

A.「もう、そんな時代じゃないんだ。ぼくたちはもうじき大人になる」

B.「そうか、君が言いたいのは、大人になるってことは、理不尽がまかり通るってことなんだ!」

A.「まあ、まあ、そう怒りなさんな。だからナイフを持つなって言ってるんだ」

B.「そんないいかげんなことを言われたんじゃ、ぼくはナイフを持たないわけにはいかないね」

A.「ばかだなあ、日本の子どもたちを見てご覧よ。勤勉で優秀であらゆる分野で世界的に活躍できる大人になっている。彼らはナイフを持つことをずっと禁じられている。というより、みずから放棄しているんだ」

B.「それなら君は、日本の子どもに比して、勤勉でも優秀でもないってことを、自ら披露してるってことだ。君の正義なんてあてになるものか」

A.「・・・・・」

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コメント

素晴らしい!

何が素晴らしいって、B君の「おち」。

「大人になる」って、便利な表現ですよね。
「政治的」っていうのもこれまた便利。

グレーで、曖昧で、不条理を抱えて生きる事か・・・。

投稿: ぽんぽこ | 2009年5月27日 (水) 11時52分

ぽんぽこさまこんばんは
いちごも大人になりたくなかったけれど、
大人を通り越して、無力におばあさんになってしまった。
どおしよぉ・・・

投稿: 貴市呉いちご | 2009年5月27日 (水) 22時28分

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