死にたまふ母
若き日の母。
今日は母のことが想われる日でした。
母の衰弱が激しくなったころ、追い払っても追い払っても、斉藤茂吉の歌が、胸に浮んで困りました。
| 赤光・林泉集 著者:野山 嘉正,児玉 喜恵子,久保田 淳 | |
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野山嘉正校注の『赤光』を一日読みました。
特に「死にたまふ母」の数首に涙がでます。
「はるばると薬をもちて来しわれを目守りたまへりわれは子なれば」
「寄り添へる吾を目守りて言ひたまふ何かいひたまふわれは子なれば」
「死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはづ天に聞こゆる」
「死に近き母が額を撫りつつ涙ながれて居たりけるかな」
「我が母よ死にたまひゆく我が母よ我を生まし乳足らひし母よ」
「のど赤き玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁にゐて足乳ねの母は死にたまふなり」
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